鯖の塩焼き

tsukeawase.com(ツケアワセドットコム)のはじまり【前編】

あらすじ

冒頭の写真は、最近購入した一眼レフで最初に撮影した「鯖の塩焼き」となります。
そんなわけで、今回はサーバに関する記事です。

本日、個人的に撮りためた写真をストックする場所として「ツケアワセドットコム」(当サイトです。)を公開しました。
この記事は、第一回目の投稿となります。

制作した経緯としては、少し前からInstagramで料理の写真を投稿していたのですが、アカウントを複数運用するにあたり、【集約する場所】が欲しかったことと、流動性の高いSNSだけでなく写真1枚に対しての制作過程や思い出などを明文化して記録する場所を用意したかったからです。

また仕事柄、システム構築がメインなので、数年ぶりになるWeb制作作業のリハビリも兼ねております。

ひとまず、画像のストックが目的ですので比較的導入が容易なWordpressで構築しました。
本投稿では、ざっくりとサイト構築の概要を残していきたいと思います。

サイト構築におけるミッション

今回このサイトを制作するにあたり、個人的に特にクリアしたい課題をいくつか立てました。

  • サーバ費用を極力削減する
  • ワイヤーフレームから設計する
  • レスポンシブ対応
  • Nginxサーバを使う
  • 高速化、CdN
  • WPの現在仕様を把握する為、サイトデザインは1から構築
  • Font awesome 以外のパーツ画像はイラレで自作する。

サーバーの選定

最初に結論を述べると、このサイトのサーバーは、以下のポイントに惹かれてGoogle Cloud Platform(以下、GCP)のVMインスタンスを利用しています。

  • 米国サーバーならほぼ無料に近い(IPを静的にする関係で、月額300円程度)
  • AWSと同程度にサーバーを自由に設定・構築できる
  • スマホアプリでサーバーモニタリングや操作が可能
  • 常時HTTPSやCDNのオプションも豊富

仕事では、AWSをメインで利用しているものの、個人利用としては正直費用が高過ぎます。
かといって、レンタルサーバーに頼ると「カスタマイズ性を犠牲」「費用を犠牲」などが付きまといました。

WordPressで構築することを考えたときに、一般的なレンタルサーバーは、900~3000円と価格幅が広いのですが、その点GCPでは設定次第で、無料に近いレベルに落とせる面は魅力で、しかもAWSと同程度のサーバー構築が可能になっています。

ただし、今回は高速化も重視したいので、あえて東京リージョンを選択して、多少費用はかかる構成にしております。

このサービスはインスタンスを買い取って、Webサーバーを自由にカスタマイズができる形式となっております。
リダイレクトやネットワーク設定を細かく設定したい場合は、ある程度のサーバー知識を要するものの、AWSの「マシンイメージ」と同義語になる「ソリューション」という、Wordpressで例えるところの「テーマ」が事前に用意されています。

そういった面で、『サーバー設定がよくわからない!』という人でも、必要な構成で検索した上で、面倒な設定がすでに施されたサーバーを「1クリック」で用意することができるので、あまり詳くない人でもお勧めできるポイントですね!

並行して、高速化も実現したかったので、DNS及びCDNの設定については、CloudFlareを通しているため、同時に無料で常時HTTPS(let’s encrypt)が実現できました。
私の場合は、ドメインをAWSのRoute53で所持しているため、NSレコードをCloudFlareに通す形でDNSの設定を済ませました。

接続経路:Route53->CloudFlare DNS->GPCインスタンス

今回、インスタンスにアタッチする「ソリューション」ですが、流行りのNginxを採用してみました。
注意点は、Nginxは同時接続などの高負荷に強い反面で、Apacheでおなじみのmod_rewrite(.htaccess )等の機能が利用できないのでWordpressのログインURL変更などを行うプラグインが利用できない制約がつきます。
このあたりは、アクセストークンの導入でカバーしたり、セキュリティー対策はNginxのネットワーク設定を直接いじって調整をしております。

サイト制作については【後編】にて、続きます。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
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